
最近ノンシリコンのシャンプーが増え、なんだかシリコンが髪に悪いようなイメージがありませんか?
確かに、シリコンが肌トラブルの原因になってしまう場合もありますが、それだけではありません。
シリコン、ノンシリコン共にメリット・デメリットがあるのです。
それぞれの働きを理解した上で、自分に合ったシャンプーを選ぶ事が大切です。
本日は、シリコン、ノンシリコンにそれぞれどういう働きがあるのか調べてみました!
是非シャンプー選びの参考にしてみて下さい^^
目次
シリコンは髪に悪い?
答えは『NO』です。
シリコンは、毛髪をコーティングし摩擦によるダメージから髪を守る働きをしてくれます。
そのため手触りが滑らかになり、静電気などの髪の広がりも軽減されます。
髪や肌に安全な成分であることも確認されています。
これだけ聞くと、髪にとってむしろいい成分なんだ!と思いますよね。
では、なぜシリコンが髪に悪いイメージがついてしまったのでしょうか?
シリコンが髪に悪いというイメージがついてしまったワケ
肌へのダメージが強い
シリコンはそのコーティング力の強さから、肌に付着すると毛穴を塞いでしまう場合があると言われています。
毛穴を塞がれることで、頭皮の場合は髪が生えにくくなったり、肌の場合はニキビや吹き出物が出来たりします。
安全な成分なので適量なら問題はありませんが、大量に使いすぎると、他のヘアケアの効果が妨げられたり、肌にダメージを与えてしまうと言われているのです。
環境への悪影響
またもう一つ悪いイメージを与えた理由に、環境への悪影響があります。
家庭から流される排水は、下水処理場で微生物により分解され川へと流されるのが通常です。
しかし、シリコンは微生物による分解が不可能なため、そのまま川へと流されてしまいます。
大きくこの2つの理由が、シリコンが悪いと言われるようになった要因だそうです。
つまり、シリコンそのものが髪に悪いのではなく、使いる事で肌や髪にダメージを与え、また排水として流れたシリコンが環境へ負担を与えているという事でした。
シリコン・ノンシリコンを比較
シリコンのメリット・デメリット
【メリット】
・髪の摩擦を防ぐ
・手触りや髪通りがよくなる
・ブロー後サラサラに仕上がる
・ボリュームを抑えするっとまとまる
・パサつきを抑えしっとり仕上がる
・保湿性が高い
・カラーリングやパーマなどのダメージヘア向き
・頭皮の乾燥を防ぐ
・切れ毛や枝毛を防ぐ
【デメリット】
・使いすぎると肌に負担がかかる
・パーマやカラーが入りにくい
・ボリュームを出したいときには不向き
ノンシリコンのメリット・デメリット
【メリット】
・ふんわり仕上がりボリュームがアップする
・低刺激
・育毛効果がある(コーティング力が弱いため、頭皮がシリコンで覆われず育毛剤が届きやすい)
・カラーやパーマも入りやすい
【デメリット】
・コーティング力が弱いため摩擦やドライヤーの熱など外的ダメージに弱い
・髪が軋む
・しっかり洗うには時間をかけないといけない(洗浄力が弱いため)
上手く使い分けるのがベスト
シリコン・ノンシリコン、どちらが良い悪いではなく、ともにメリットもあればデメリットもあるという事なんですね〜
私自身、「ノンシリコンの方が髪に優しいんでしょ?」という浅い知識でしかシャンプーを選んでいなかったので、とっても勉強になりました。
使う人の目的や肌質、髪質によって上手く使い分けることが大切なんですね。
さいごに
“乾燥しやすい冬には保湿性の高いシリコン”
“汗をかいたりベタつきやすい夏はノンシリコンでしっかり洗浄する”
など、季節によっての使い分けるというのも髪にとって良い影響を与えてくれるかもしれません。
みなさんも、肌質や髪質、仕上がりのイメージなどによって、自身にあったシャンプーを見つけてみてくださいね^^